祝映画化&続編はこれ以上書かないということで、今まで出たポンポさんシリーズを発売順に並べつつ簡単に感想を書いていこうかと思います。
- はじめに
- 映画大好きポンポさん
- 映画大好きポンポさん2
- 映画大好きフランちゃん
- 映画大好きカーナちゃん
- 映画大好きポンポさん the omunibus
- 映画大好きポンポさん3
- 劇場版 映画大好きポンポさん
- まとめ
はじめに
そもそもポンポさんとは、2017年に杉谷庄吾【人間プラモ】がpixivで公開した無料漫画が最初の原作。漫画一巻分を無料公開して瞬く間にウン万PVだかがついた知る人ぞ知る人気作。
原作はナンバリングが1~3巻、スピンオフが三つ出ている。劇場版は一巻の内容。ナンバリングも一巻完結で、それぞれの話が単体でまとまったものになっている。しかしやはり続き物ではあるので、どうせ読むなら発売順ごとに追っていった方がいいと思いますね。
ポンポさんは
— 杉谷庄吾 (映画大好きポンポさん) (@pompothecinema) 2021年4月14日
順番が
わかりにくいので
年表作りました#ポンポさん#pomposan pic.twitter.com/TeQDWLGIMg
映画大好きポンポさん
原初にして最強のポンポさん。これを読まなきゃ始まらない。今でも普通に無料で公開されているので、興味があるならとりあえず読んでみるといいと思います。
→映画大好きポンポさん - pixivコミック
読みやすくて話がまとまっていて綺麗に仕上げられている。感想は昔に書いたのでとりあえず上げておくけど、もし色々漁るのが面倒ならこの無印だけで留めておくのでも全然いいんじゃないかな。
映画大好きポンポさん2
一巻で綺麗にまとまっていたのに2が出てしまった。このことは作中でもメタ的な自虐があるけど、そのわりによくまとまっていたと思う。
ポンポさんたちと協力して処女作を完成させた主人公が今度は対立して脚本まで自分で書いた映画を撮るという話。一巻ほどの衝撃はないけど一巻が好きならだいたい楽しめると思う(基本的に俺の感想はこれ以降の作品でも変わりません)。
映画大好きフランちゃん
初のスピンオフ。フランちゃんという女優志望の女の子が、バイト先の喫茶店で映画関係者の客たちとわっちゃわっちゃしながら夢を叶えるために右往左往する話。
前回までと共通する登場キャラは終盤を除いてポンポさんぐらい。でもストーリー自体は2と繋がってるので、読むなら1、2と続けて読むのがよい。
フランちゃんが可愛いのでそれだけでも読む価値があると思う。話自体は一話完結の軽い雰囲気なのでさくっと読めるよくも悪くもスピンオフ。
映画大好きカーナちゃん
スピンオフその2。フランちゃんとは打って変わってしたたかな女であるカーナちゃんが主人公であり、ストーリー的にも独立している感が強い作品。
カーナちゃんの他にもデュランくんという眼鏡がメインとして出てくる話で、未熟な二人が一つの映画を完成させるためにあーだこーだする辺りはストーリー性も強い。この二人は他でもあんまり目立たないキャラなのでわりと独立性は高いのだけど、その分一個の完結した話として俺はかなり好きな方。特に設定資料集オタクであるデュランくんや理屈派のカーナちゃんが成長する様は、今までのキャラよりも等身大な感じがしてまた新しい映画への向き合い方が示されたように感じる。
映画大好きポンポさん the omunibus
オムニバスと書いてある通りオムニバス……と思ったらそんなにでもない。基本はポンポさんのおじいちゃんであるペーターゼンの話がほとんど。おじいちゃんとかマーティンさんとかが活躍するので今まで出てきたサブキャラがメインって感じですね。一応ナタリーとかも出てくる。ウェイトレスナタリー好き。そんなに売れっ子になれてないのとか好き。
映画大好きポンポさん3
あとがきでもう書かないと言ってたので恐らくこれがラスト。ジーンくんの映画にかけるあれこれを極めつつ今までのキャラが総動員されて集大成に相応しい作品となっている。スピンオフで他のキャラを煮詰めつつも最後はやっぱり無印主人公のジーンくんで綺麗に締めてるのはよいこと。お祭り感もあって好きですね。
劇場版 映画大好きポンポさん
我らが劇場版ポンポさん。やっぱりストーリー的に一番盛り上がるというか爆発力があるのはこれ。一巻が出た直後に開始している企画なので下手すると原作よりも一巻のテイストに近いテーマ性とストーリーになっていてとても強い。シンプルにこれ一本で世の中と戦っていける作品になっています。
まとめ
作品のテーマがテーマなので、続編とかスピンオフには蛇足感がまああるっちゃある。ちゃんと面白いけどやっぱりその点だと一巻が一番ポンポさんしてると思う。でも人に勧めるならまずは劇場版を見て欲しいぐらい劇場版の出来が良いですね。