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『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』一話感想、ミュージカルなのにライブ感のあるアニメ

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX1

ミュージカルなのに新感覚ライブエンターテイメントと銘打たれたこのアニメ。舞台の上でスタァを目指す少女たちがバトルロワイヤルをするというどこかで見たことはあるかもしれないけどそんなにありふれているわけではない設定の今作の話をちょっとしようと思う。

概要

 制作はもはやおなじみブシロードと、舞台制作をメインにした会社であるネルケプランニングの共同で行われている。2017年に発表され、ミュージカルを原作として漫画、アニメへのメディアミックスを広げていくが、まあ今時では珍しくもない、アニメ化までのメディアミックスが既定路線のコンテンツだと理解していいと思う。ブシロードだしね。
 ミュージカルの方は俺も見ていないのでその質やアニメのストーリーとの関連はわからないが、二部構成による公演で、一部はミュージカル、二部はライブだそうなので、やはりアイドルものとしての側面が強そう。まあこの辺で無駄に捻るよりは、王道をいってくれた方がいっそ好感を持てるかもしれない。ちなみにミュージカルは映像化されて発売される予定らしいので、興味が湧けばそっちに手を出してみるのもまた一興か。

 アニメとしては、製作がキネマシトラス(ゆゆ式、灼熱の卓球娘等)。監督が古川知宏(廻るピングドラムやユリ熊嵐の監督である幾原邦彦の弟子?にあたる人らしい?)。キャラクターデザインが齊田博之(よくわからん)。といった感じ。人によっては監督の手法に対して語るべきところがあるらしいのだけど、ぶっちゃけ俺の知識だとスタッフ陣についてはあまり触れられるところがなさそう。まあブシロードが絡んでる時点で最終的にはアイドルコンテンツになるんだろうなってのが俺の第一印象ですかね。

内容について

 中身のお話をしたいと思います。とりあえず一言で言うと結構面白かったですね。一話をちゃんと見返したのは今期だとこれだけ。特に後半のわけわからん展開はシンプルに攻撃力が高くて、考察をしても脳死しても楽しく見れるようになっていたように思える。

 まず前半の展開だけど、舞台の専門学校的な設定は現実でいうと宝塚的なもんかなと思いきや、どちらかといえば「舞台」がかなり特別視されている世界観なのかもしれない。最初からそういう設定って前提で無駄な説明を省くの、最近流行ってるね。
 ただここだけだと正直あんまり見るところはないかな、という感じ。安直なアイドルものをミュージカルに変えただけなら退屈な代物が一つ増えるだけ。ただ散々言われている通り、注目するべきなのが後半から。

 後半は三森すずこが失踪するところから始まる。ちなみに声優陣に有名どころはあまり多くなく、主人公に至っては舞台出身の人間であり声優畑の人間ではないので演技とかはまあ、そんな感じですよ。あとはブシロ声優で固めてますね、いつも通り。
 で、消えた三森すずこを追って主人公はエレベーターで地下にぶっ飛ばされ、三森すずこと眼鏡が舞台を模した命がけのチャンバラをやっているところに遭遇する。そして横ではキリンが「わかります」とか言ってるけどまったくわからない。そんなこんなで三森すずこの仇を取るため、「アタシ 再生産」して眼鏡を「スタァライト」した主人公は高らかに「ポジション・ゼロ」を宣言する。ファルシのルシがコクーンでパージしたところで俺はなんかよくわからないなりに面白そうなフィールを感じたのでたぶんこのアニメは面白いんだと思う。てか単純にバトルシーンがよくできてたし、変身シーンも熱かったし、エンタメ作品としてかなり優秀な類。意味不明な部分が後で明らかにされるのか、それともただの雰囲気要素なのか、考察要素なのか、或いは考察するまでもなく勢いで乗り切るのか、その辺のあれこれによっても評価は変わってくるかもしれないけど、少なくとも今の時点では素直に期待しといても損はしないんじゃないでしょうか。

 個人的に気に入っているのは、ポジションゼロの言い方とポーズ。可愛い。主人公の華恋がいまいち推せるのか怪しいところなんだけど、少なくともここはめっちゃ好き。愛されるアホになれるといいですね。あとはあれ、「みんなをスタァライトしちゃいます!」は最初聞いたときの違和感が半端なかったけど、何回か聞いてるとまあ……スタァライトするかあ……ぐらいになるのでなんとも。ていうか文脈的にスタァライトって「みんなをぶっ殺しちゃいます!」ぐらいの勢いなんだけど、CMとかでもユーザーに向けて言ってるんだよな。俺たちにはスタァライトされるのを喜べる日が来るのだろうか。

漫画版について

 舞台のブルーレイを一瞬ポチりかけたものの、さすがにまだ8000円出すのは早計だと思って漫画版を買うことによりお茶を濁した俺氏。ちなみに漫画版は二つ出ていて、原作の舞台を漫画化した『SHOW MUST GO ON』と、華恋たちが入学した当時を描いたアニメの前日譚である『オーバーチュア』に分かれている。今回はオーバーチュアの方だけ読んでみたところ。
 内容としては、一話の前半部分を丁寧にやった感じ。キャラ毎の短編が一話ずつ収録されていて、キャラ紹介として読むようなものか。たぶん前日譚だからバトルロワイヤルとか関係ないので、そっちは期待しちゃいけない。アニメだと去年やった舞台がどうとか話してたけど、そういうのも漫画版で触れてくれるなら二巻以降に期待してもいいかも。ってかこの記事書くまではもう一個の方がアニメをそのまま漫画化したものだと思い込んでたのだけど、よく見たら「舞台」を漫画化とあるので、ストーリーを補完するだけならミュージカルの円盤買わなくてもこっちでいいのでは? とも思う。

まとめ

 ま、普通に面白いと思いますよ。監督、というかその師匠が幾原邦彦で、正直ピングドラムやユリ熊嵐は見たことないなりに俺の苦手そうな雰囲気だなと思っていたのだけど、別に今作はそういうのも特に感じなかったし。あと話を聞いていると少女革命ウテナにすごい似ているらしいけど、ぶっちゃけウテナとか俺ぐらいの世代だと見たことない方が多いだろうしその辺もあまり考えても仕方ない感じ(調べてみたらウテナは20年ぐらい前の作品らしいです)。
 そういうわけなので、俺的にはあんまり変なことは考えずシンプルに見れそうな作品。今期の中じゃ今のところ一番といってもいいぐらいには期待してます。

 

少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア1 (電撃コミックスNEXT)

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 ※2018/07/22追記

 『SHOW MUST GO ON』読みました。このご時世において電子版がないのは正直あれかなと思いつつ、単行本でね。

 内容についてだけど、あんまりアニメ版とは変わらないイメージ。ひかりちゃんが転校してきて、ごちゃごちゃしつつ、純那と華恋が初戦。ただこっちではキリンが出てこなくて、代わりに裏事情を知ってそうな学年主任がバトルロワイヤルの監督をしてるって感じ。意味不明っぽさはアニメより薄いけど、その分勢いは少ないかもしれない。まあ漫画でミュージカル感を出すのが難しいってのを考えればそれなりに上手くやってる方かもしれない。必読ってほどではないけど、暇なら読んで損するってほどでもないですね。

※その後の感想、書きました

yossioo.hatenablog.com

 

 

舞台 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE― SHOW MUST GO ON (1)

舞台 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE― SHOW MUST GO ON (1)