くだらねえオタクの話をする

『One Room』二期に向けて一期の感想とか書く

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 2017年1月当時、わりと好きでたぶんその頃ブログやってたらたぶん記事を書いていただろうアニメである『One Room』。深みのあるシコリティを持つそのアニメの二期が来期に迫っているということなので、今更ながら一期の方の話をしてみたいと思う。

概要

 One Roomとは、スマイラル・アニメーションが制作するオリジナル5分アニメ。スマイラルというのは「てーきゅう」等で知られる5分アニメに強い制作会社であり、数年前にアース・スター・エンターテイメントから今の名称になった(wikiには事業移管とか書いてあったけど正直言ってよくわからん)。

 内容はというと、一人暮らしの男性宅にヒロインが入り浸り、主観視点であれやこれやするというもの。アニメよりもゲームでこういうのはよく見かける。主人公は一切喋らず、視聴者(プレイヤー)は主人公視点でヒロインといちゃらぶしてシコるタイプの作品。俺はあんまり主観視点自体が好きではなくて、これを見る理由の大半はキャラデザがカントクだからというだけだったのだが、実際に見てみると萌えとかシコだけではなくて微妙に深みのあるシナリオ性にちょっと魅せられてしまったので、その辺についても触れていきたい。

 ちなみにストーリーはヒロインごとで完全に分割されており、三人のヒロインにそれぞれ四話ずつが割り当てられている。主人公の設定も、結衣編が大学生、奈月編が社畜、萌香編がクソワナビと、地味に幅広(?)設定となっている。

花坂結衣編

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 隣に引っ越してきた後輩系JK。とりあえず出だしだからなのか、三人の中で最も無難なパート。その分ストレートにカントクデザインのキャラの可愛さと、シコリティの高いアニメーション、そしてフェチ感の強いカメラワークを際立たせていると思う。

 ぶっちゃけ結衣編のシナリオについては特別触れたい部分が少ないので他の話をしたい。ヒロインのビジュアルについてだが、さすがのカントクデザイン(今更だけどすべてイラストレーターの中でカントクが二番目か三番目くらいに好きです)は、オールラウンドに攻撃力が高く青春感と共に射精感を高めてくれる。可愛いだけでもエロいだけでも上手いだけでもないなにかがたぶんある。ちなみに結衣でいうと一番好きなのはピンク色のカーディガンですね。

 あとあれ、アニメーション的にはキャラのちょっとした仕草や身体のラインを表現するのがかなり上手い。これは結衣編に限らず前編を通してそう。特に俺は背中から尻に向けてのラインが好き。 わかるかな。尻じゃなくて尻に向けてのアドを生む動き。

 それから、結衣だけ二期に続投するキャラということで、一期の無難なストーリーから二期でどういう肉付けがされるかも気になるところ。

桃原奈月編

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 世話焼き妹キャラ。俺はこのパートが一番好き。

 まずキャラについて。声優はみんな大好き村川梨衣。燃え上がるように熱い女であるが、声と演技は嫌いじゃない。夏休みを利用し、都会でおしゃれな社会人生活を送っているはずの兄の家に遊びに来た妹であるが、低収入長時間労働者である社畜の主人公を心配して文句を言いながらも世話を焼いてくれるタイプのヒロイン。世話焼き半分、面倒くささ半分みたいな感じ。

 幼女の魅力を語る際、人間は二つに分かれると思う。ぽっこりお腹とかの寸胴体系に惹かれるタイプと、折れそうなぐらい華奢な手足と細い胴体に惹かれるタイプ。俺は圧倒的後者であり、桃原奈月はそれに一致する。(勝手な解釈だけど寸胴は小学校低学年で、細くてくびれが出来始めるのは高学年からだと思っている)

 奈月のすごいところは、ロリの癖に全身でセックスアピールを行うところでもある。身内に対する父性愛的なやつとかは微塵も感じられない。平坦な胸、肉付きの薄い胴体からきゅっと曲線美を描く尻のライン、夏だからって露出の多い普段着。だいたい全部エロい。

 それからストーリーについて。まず主人公の社畜設定であるが、そもそもこの手の作品で主人公の設定をしっかり作ってるのが意外な気がした。なんというか、ユーザーの感情移入を促すとかいってあまり設定をつけていないイメージがあったのだ。ただそういう意味では社畜の多い現代だと感情移入のしやすい設定ともいえる。

 そんな設定を、四話という短い尺の中でちゃんと起承転結をつけてまとめている本作。特に奈月が主人公に対するだらけた社会人というイメージを働く社会人に変遷させていく一方、主人公も主人公で妹にデレ始めて二人の仲がまろやかになっていく様は普通にシナリオ性が見えてとてもよろしい。

 また、最後には奈月が実家に帰って主人公は再び元の生活に戻るわけだが、別れ際に煮え切らない表情を見せる奈月や、散らかった部屋とコンビニ弁当、主人公宅に唯一残った奈月の生活指導跡、などなど、哀愁の漂う終わり方にどこかひと夏の終わり的なあれを感じてしまうわけである。5分アニメにしては余韻があって、確かこの辺りでOne Roomの評価をかなり引き上げた覚えがある。

青島萌香編

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 萌香と書いて「もか」と読む。俺はもかだと変換できないから普通にもえかと打っている。

 声優はみんな普通に大好き三森すずこシンガーソングライター志望の駆け出しミュージシャンである萌香は主人公の幼馴染であり、おっぱいがとても大きい。その割に結衣もおっぱいが大きくて強調されがちだからあまりおっぱい枠というイメージがない。ちなみに途中で慣れたが最初は三森すずこの声が合ってないような気がした。そこんとこどうなんだろう。

 このパートにおいても主人公の設定が俺的好みであり、小説家志望のワナビである。ワナビとかいう言葉をよく知らない人がいるかもしれないので説明をすると、「I wanna be ○○」で○○になりたい、という意味になる。つまりこの主人公は小説家になりたいただの人。雑魚である。俺は社畜よりこっちに感情移入するタイプのオタクだ。

 とりあえず設定とストーリーは置いといて、キャラの話をしたい。ただ正直、他の二人に比べて強みが薄い気がする。たぶん年齢が高いからだと思うんだけど(21歳だそうです)、なんかフェティシズムが足りない気がする。というか一番年上で一番巨乳という設定があまり生かされてない? 年増が私服で谷間見せてるぐらいじゃ幼女の尻には勝てねえんだよなあ。ただまあ主人公との距離感というか、幼馴染という元から仲良い設定を生かしてわかりやすいいちゃらぶをすればそれはそれでよかったと思うが、そこに至らず付かず離れずの微妙な距離感のままやり切ったのは、やはりシナリオに寄せる意識があったからなのかな、と感じなくもない。

 で、ストーリーであるが、これの何がいいって、最初はワナビワナビカップルでこいつらフリーターか? 働いてる描写ないけどちゃんと生きていけんのか? と思ってたらマジでどっちも受賞とかデビューとかしないまま終わったこと。漫画家漫画を始めとしてワナビが主人公の作品はいくらでもあるが、何も成し遂げずにただ「続けるという選択」をして終わる作品はそんなにない(俺はそういうのが好きだからあったら教えてほしいレベル)。つーか5分アニメの四話分だけでやるような話じゃない。けどそれをやってしまう姿勢を俺は評価したい。一人暮らしの部屋に女の子がやってくるというコンセプトから、最後の終わり方として新しい部屋を借りて二人暮らしになるというツボの抑え方も悪くない。

 ちなみにOne Roomはキャラごとに主題歌があって、萌香編の歌は「希望リフレイン」とかいう悪くない曲なのだが、この二人が夢破れそうになるたび希望を思い出してはワナビ地獄でもがき続ける選択肢を選ぶ、そんな未来が想像できる曲だと思うとマジでやばい。世の中にはシコることより大切なことがあるのだと教えてくれる素晴らしいアニメです。

まとめ

 萌えあり、エロあり、良い話あり。5分アニメは主題を絞れっていつも俺は思ってるけど、こんだけ要素を詰め込んでるのに話がまとまっていてかついっぱいシコシコできる5分アニメは中々ないと思う。30分でやってくれと言いたいけど、逆に尺が短いからこそのまとまりの良さともいえよう。ちなみにカントクが同人でOne Roomキャラの下着絵を描いたやつはかなりお世話になりました。キャラの顔やらなんやらもそうだけど、スタイルと服装、下着とかシチュエーションとか、その辺の全部ひっくるめて上手いイラストレーターだと思う。

 二期の話、ほとんどしてないけどたぶん始まったらまた書くと思う(保障はできない)。見た目でいうとCV高橋李依が好きで、中の人的にはCV水瀬いのりが気になる。しかもCV水瀬いのりの設定が興味をそそる。「21歳の大学四年生。新体操の選手だったが怪我を理由に引退し、就活も上手く行かず意気消沈気味」だそうで、社畜ワナビに続く現代社会の闇をヒロイン三人のうち最後に持ってくる辺り、また一筋縄ではいかない感じがすごい。

 それから最近、VR関係のプロジェクトでクラウドファウンディング的なのをやってるのも面白そうではある。俺はまだVRに手を出していないのでノータッチではあるが、なんだか色々動いていて楽しそうなコンテンツだなあと思いながら二期を待っています。